恥骨結合の場所とは?

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ここでは、「恥骨結合の場所」
についてお話します。

 

恥骨骨折や恥骨結合炎など、
骨盤をつくる骨の一つである恥骨には
様々なトラブルが起こります。

 

ですが、普段は恥骨という骨を意識
することは、ほぼありませんよね。

 

恥骨という骨を知らない方も
いらっしゃると思います。

 

恥骨は体を支える非常に大切な骨なので、
異常にいち早く気が付けるように
場所を知っておくことは大切です。

 

また、妊娠すると妊婦検診などで
子宮底長を測ることがあると思います。

 

その時に恥骨結合の位置が
目安となりますので
ぜひ位置を知っておきましょう。

 

恥骨結合 上縁

 

の記事で妊婦さんや
産婦さんに向けて

 

恥骨結合上縁の位置を
ご紹介していますが、

 

今回は恥骨結合の場所について
お話していきます。

 

恥骨結合の場所とは?

 

恥骨結合の場所を知るためには
まず骨盤について知っておくと
わかりやすいと思います。

 

骨盤は実は一つの骨ではなく、
寛骨、腸骨、尾骨、恥骨、仙骨が
組み合わさってできています。

 

恥骨は骨盤の前面に存在し、
左右に1つずつ、
つまり恥骨は2つあります。

 

恥骨結合とはその左右の恥骨を
くっつける軟骨組織のことです。

 

位置をわかりやすく説明すると、
臍から下に向かってお腹をたどっていくと、

 

股のちょうど上あたりに触れる
硬い骨が恥骨です。

 

恥骨結合の幅は狭いので、
皮膚の上から触っても

 

恥骨と恥骨結合の境目は
よくわかりません。

 

恥骨結合の上縁には上恥骨靭帯と
呼ばれる靭帯、
恥骨結合の下縁には恥骨弓靭帯があり

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これらの靭帯も恥骨結合として
左右の恥骨をくっつけています。

 

恥骨結合の上の外側には恥骨結節という
部分があり、鼠経靭帯という靭帯が
くっついています。

 

いくつもの重要な靭帯がくっついている
恥骨結合は骨盤を支える重要な役割を
になっているのです。

 

恥骨は股のすぐ上にあるので、
恥骨痛が発生しても

 

痛みがあるのが恥骨だということに
気が付かない場合があります。

 

女性の場合には
ただの生理痛だと思ってしまったり、

 

膀胱も恥骨のあたりにあるために
膀胱炎だと思ってしまうこともあります。

 

恥骨結合の役割

 

恥骨結合は骨盤の
ちょうど正面に位置しています。

 

骨盤の内側には
太くて大切な動脈や静脈、

 

生殖器や泌尿器、消化器などの
重要な内臓があります。

 

恥骨結合はそれらを外部からの衝撃から
守る役割を果たしています。

 

また、妊娠時には
赤ちゃんを守る役目もあります。

 

歩行時には体をしっかりと支えるために
恥骨結合が重要な役割を担っています。

 

普段は意識することはありませんが、
恥骨には様々な役目があり、

 

それをつなぐ恥骨結合が体にとって
どれほど大切か
わかっていただけたと思います。

 

恥骨結合の場所がわかると、
恥骨の疲労骨折の時などに

 

「この部位は恥骨だ」

 

と自分で判断でき、早い段階で治療を
受けることができると思います。

 

ぜひ参考にしてみてください。

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