恥骨付近にしこりが出来た時とは?

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ここでは、「恥骨付近にしこりが出来た時」
についてお話します。

 

恥骨付近にしこりを見つけた場合、
デリケートな場所ですから
なかなか人にも聞きにくいですし、

 

病院へ行くべきかどうかの
判断も難しくなります。

 

鼠径ヘルニアなどが原因の場合は、
すぐに治療を開始しないと悪化する
恐れがありますが、

 

大抵の場合恥骨付近にできる
しこりは心配の
無いものがほとんどです。

 

鼠径ヘルニアについては

 

恥骨部 しこり

 

で詳しく解説していますので
こちらもご覧ください。

 

ただ、このような場所に
しこりがあると気になりますし、
出来ればどうにかしたいですよね。

 

今回は女性の恥骨付近によく
発生する可能性があるしこりの
原因についてまとめました。

 

外陰脂肪腫かもしれません

 

外陰脂肪腫とはデリケートゾーンから
恥骨部に発生する良性の腫瘍のことです。

 

そもそも脂肪腫とは全身どこにでも
できる可能性のあるもので、
簡単に言えば脂肪でできた塊です。

 

比較的に男性よりも脂肪の多い
女性にできやすいもので、
よく首や肩、背中などに発生します。

 

良性の腫瘍といいましたが、
まれに悪性のものもあるので
注意が必要です。

 

脂肪腫は悪性のものになると
脂肪肉腫という名前に変化します。

 

全体の約2%と少ないですが、
発症したら転移する恐れがあるので
すぐに手術しなければなりません。

 

したがって不安な場合は
検査する必要がありますが、
ほとんどが良性ですので心配ありません。

 

デリケートゾーンや恥骨付近にも
こうした、ゴムのような弾力のある
脂肪腫が発生することがあります。

 

なぜかというと、この辺りは
女性にとって大事な部分ですので
脂肪が多くなっているからです。

 

また汗腺や皮脂腺も多いので、
脂肪腫のできやすい環境になっています。

 

症状は?治療するべき?

 

最初は小さなものでも、
徐々に大きくなることがあります。

 

1センチ未満の小さい脂肪腫に
ついては痛みもかゆみもなく、

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肌も突っ張らないので気付かないで
見過ごしてしまうこともあります。

 

1センチを超えたあたりから
少しずつ違和感やかゆみ、
痛みを感じ始める人が多いです。

 

脂肪腫は小さくて無症状の場合は
放っておいても自然治癒する
ことが多く、特に心配ありません。

 

ただ大きくなって症状が
出てきた場合や場所が場所だけに

 

不快に感じるようでした
ら医師に相談して取り除いて
もらう必要があります。

 

外陰脂肪腫は皮膚科や
整形外科でも診察してもらえますが、

 

場所がデリケートですので
婦人科で診てもらうのが安心です。

 

脂肪腫を取り除く手術は
大がかりなものではなく、

 

切開して中の脂肪を
出すだけのことです。

 

局所麻酔でできるので、
痛みもなく、負担も少なく済みます。

 

日帰りでできて、
保険もききますので心配ありません。

 

術後の注意点は脂肪腫を取り除いても、
また同じ環境下で再発する
可能性があるということです。

 

きちんと病院に通って
経過観察を行いましょう。

 

他に間違えやすい病気

 

恥骨にできるしこりとして、
他に間違えやすいものが

 

「毛嚢炎」や「バルトリン腺嚢腫」
などの細菌性によるものです。

 

両方ともかゆみや痛みを伴う
ニキビのようなしこりが
できるのが特徴です。

 

初期の小さなものは放置していても
自然に治癒してしまうことが
多いので問題ありませんが、

 

悪化してしまった場合は
病院で切開して膿を出してもらう

 

処置が行われたり、
抗生剤などで治療をします。

 

恥骨付近のしこりはこのように
心配の無いものが多いですが、

 

もちろん気になる場合は病院で
相談すればきちんと治療してもらえます。

 

ごく稀に怖い病気が潜んでいる
こともありますから、
一度診察してもらうと安心ですね。

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