恥骨が圧迫される時とは?
ここでは、「恥骨が圧迫される時」
についてお話します。
恥骨痛は、女性が多く感じる症状です。
特に妊娠中は、恥骨に
圧迫感を感じる方が多いです。
妊婦さんで、恥骨の圧迫感に
悩まされている方は
多いのではないでしょうか。
特に排尿時に痛みを感じるなどすると、
「もしかして子宮に問題があるのでは?」
と不安になってしまいます。
そこで今回は、妊娠中の
恥骨の圧迫感について紹介します。
妊娠中の恥骨の圧迫感の原因1
妊娠中期に入ると、
お腹が大きくなってきますよね。
そんな時から感じるようになるのが、
恥骨の圧迫感。
「お股の辺が圧迫されていると、
子宮が下がってきているのかも…」
と感じますよね。
特に2人目以降の
経産婦さんが感じる事が多いです。
妊娠6ヶ月頃になると、
胎動なども感じるようになります。
子宮自体も大きくなり、
周りの血管なども圧迫されるので
浮腫みやすくなります。
立っていると、
子宮も重力で下に向かいます。
そのため、恥骨に
圧迫感を感じてしまうのです。
この圧迫感は、横になると重力が
かからなくなるので、感じません。
しかし特に2人目以降の
経産婦さんの場合、
上の子がいるのでずっと
寝ている訳にはいきません。
そのため、経産婦さんで恥骨の
圧迫で悩まされる方が多いのです。
妊娠中の恥骨の圧迫感の原因2
また、お産が近くなると
赤ちゃんが下におりてきます。
この時、赤ちゃんの頭は
ちょうど恥骨のところにきます。
そのため、恥骨が圧迫されて
痛みを感じる事があるのです。
骨盤が狭いのに、赤ちゃんの
頭が大きい場合があります。
立ち上がる時に痛みが走ったり、
壁や手すりを伝わないと
歩けなかったりする場合は、
すぐに医師に相談しましょう。
恥骨の圧迫感の対処法
対処法としては、
1.お尻の下に枕を置いて、
赤ちゃんが下がって来ない体勢にする。
2.この体勢で、骨盤を専用のベルトや
サラシで固定する。
という方法があります。
赤ちゃんが下がってこない体勢の事を
「骨盤高位」
と呼び、骨盤高位を固定すると
症状は大分楽になります。
ただし、これは少しコツがいる処置です。
骨盤ケアをしてくれる産院や
助産師でしてもらいましょう。
ただし、産後に尿もれをする方や
年齢が上がってからの子宮下垂、
子宮脱になる方もいるので、
注意が必要です。
また、座る時に足を組まない、
ソファーや椅子に座る、
長時間座らないなど
注意すると良いでしょう。
このように、妊娠中の恥骨の
圧迫感は時期によって様々なのです。
対処法もあるので、骨盤ケアをしてくれる
産院を見つけておくと安心でしょう。