恥骨のズキズキが生理前の時とは?
ここでは、「恥骨のズキズキが生理前の時」
についてお話します。
貴女は生理前に、恥骨が
ズキズキ痛む経験はありませんか?
そんな人は、もしかしたら
「月経前症候群PMS」
かもしれません。
「月経前症候群PMSって何?」
と疑問に感じた方もいるかもしれません。
これは、名前の通り月経前に
起こる不快な症状の総称です。
日本人女性の8割が悩んでいる
とも言われています。
そんな生理前の症状で、
恥骨がズキズキする原因や
対処法は一体どのような
ものがあるのでしょうか?
そこで今回は、生理前の
恥骨がズキズキ痛む事について紹介します。
生理前症候群PMSの恥骨痛とは
もし恥骨痛が、毎月排卵後から
生理までに症状が出て、
月経開始とともに症状が
軽くなるのであれば、
PMSの恥骨痛かもしれません。
PMSによる恥骨痛の症状は、
人によって重軽度や
痛みの感じ方が異なります。
多い症状としては、
1.恥骨に触ると圧痛を感じる
これは平静時には痛みがなくても、
・膝を大きく曲げた時
・咳をして下腹部に
強い刺激が加わった時
・直接恥骨部分に触れた時
などに痛みを感じる症状です。
恥骨痛としては軽い方ですが、
痛みを感じる本人としてはつらいものです。
2.動くと恥骨部分に違和感を感じる
これは、歩いたり走ったりした時に、
・恥骨部分に何か触れるような感じがする
・押されるような感じがする
などの症状がある事です。
この症状がある時は、
痛みを伴う事が多いです。
また、立ち姿勢から座り姿勢に
変わる時なども、恥骨部分に
違和感を感じる事があります。
3.寝返りを打つだけでも痛む
恥骨痛は人によって重軽度が違いますが、
段階を追って痛みがどんどん
ひどくなる場合もあります。
寝返りを打っただけでも痛む場合は、
起き上がる際に激痛が走ったり、
階段の上り下りでも痛みに
襲われたりする事もあります。
PMSによる恥骨痛は、
生理が終わると同時に改善されます。
しかし、そのまま放置してしまうと
生理がくる度に、恥骨痛が
悪化する事もあるので注意が必要です。
原因
そもそもPMSとは、
排卵期を境にして2つの
女性ホルモンの分泌量のバランスが、
大きく変化する事で、体内環境が
大きく変化する事で起こります。
具体的には、
・黄体ホルモンの影響で骨盤が開く
…排卵後から生理までには、
黄体ホルモンが多く分泌されます。
それによって 女性の身体は、
妊娠しやすくなるよう
様々な変化が起きます。
黄体ホルモンの影響を受けて、
PMS期には
女性の骨盤は開いていきます。
この骨盤の開きによって、
恥骨結合部が痛むのです。
・PMSによる血液やリンパの滞り
…これは、生理前になると
誰しも感じた事がある現象です。
生理前のホルモンバランスの
乱れにより、全身の血流や
リンパの流れが滞り、
特に骨盤周辺の血流は
ひどく滞ってしまいます。
それによって、骨盤は柔軟性を
失って歪みやすくなります。
歪んだ骨盤のせいで、
恥骨に痛みが出るのです。
・プロスタグランジンの影響
…PMS期には、生理に備えて
子宮の収縮を促すホルモンが分泌されます。
このプロスタグランジンは、
生理痛の元にもなっているように、
それ自体に痛みを
敏感に感じさせる働きがあります。
プロスタグランジンの分泌によって
生理前には、腰痛や下腹部痛、
尾てい骨痛、恥骨痛を
感じやすくなってしまうのです。
緩和する方法
PMS期の恥骨痛の原因は、
大きく分けて
・骨盤の歪みや開き
・血行不良
の2つです。
そのため、改善のためには日頃から
骨盤の歪みを防いだり、歪んだ
骨盤は整えておく必要があります。
具体的には、
・腰を前後に揺らして骨盤のセルフ矯正
1.足を肩幅に開き、膝を少し曲げます。
2.このままの状態で、
骨盤を前後にまっすぐ揺らします。
…この時、両手で骨盤をおさえ
骨盤の動きを確認しながらすると
上手にできます。
また、ゆっくり柔らかく
しなやかに動かすと効果的です。
・骨盤ベルトなどで骨盤を固定する
骨盤ベルトを正しく装着する事で、
骨盤の歪みや開きを
しっかり矯正する事ができます。
重いものを持つ時、
立ち姿勢が続く時などは、
使用方法を守って正しく
骨盤ベルトを装着しましょう。
ただし、長時間の
着用はおすすめできません。
骨盤周りの血流が悪くなってしまう
可能性があるので、途中で外したり
巻く強さを調節したりしましょうね。
・冷えを防ぐ
冷える事で骨盤周りの血行が滞り、
骨盤や骨盤周辺の筋肉が硬くなり
骨盤が歪んでしまいます。
そのため、普段から冷えを防いで
全身の血行を良くしておく
必要があります。
例えば、普段の飲み物は
温かいものか常温のものに変えましょう。
キンキンに冷えた
ジュースやお酒は控えましょう。
また、お風呂では温かい湯船に
浸かって全身の血行を良くしましょう。
夏でも靴下を必ず履く、
腹巻をするなども効果的です。
このように、生理前に恥骨が
ズキズキ痛む原因や対処法は
様々にあるのです。
大抵の場合、生理が終われば
恥骨痛は治ってしまいます。
しかし、放置してしまうと
徐々に悪化してしまう事もあります。
ひどくなると、
歩行が困難のなってしまうことも。
そうなってしまう前に、
是非上記のような対処法を試して下さいね!