恥骨の痛みの病気とは?

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ここでは、「恥骨の痛みの病気」
についてお話します。

 

「妊娠中に恥骨が痛くなることがある…」

 

というのはよく聞く話です。

 

しかし妊娠していないのに
恥骨に痛みがある場合には、

 

何かの病気ではないかと
心配になってしまいますよね。

 

今回は恥骨痛を引き起こしている
と考えられるいくつかの原因と、
その対処法について解説したいと思います。

 

ほとんどの場合が骨盤の歪み

 

恥骨はいくつかの骨で構成されている
骨盤の一部ですので、骨盤が
歪んでいると恥骨痛が起こることがあります。

 

前後どちらかに傾いた上半身や、
左右どちらかに重心が偏っている

 

など姿勢が悪い場合に、骨盤に
負荷がかかって歪みが生じます。

 

骨盤が歪むと対になっている
両側の骨盤を繋ぐ恥骨結合

 

という部分にひずみが生じて
痛みを引き起こしてしまいます。

 

対処法としては、普段から意識して
バランスの良い姿勢をとることです。

 

それでも改善がみられない場合には
骨盤ベルトを使用したり、病院で
仙腸関節という部分にブロック注射を

 

施したり、仙腸関節固定術という方法の
手術で仙腸の微妙な動きを
調整することもできます。

 

恥骨骨折の場合も…

 

恥骨は前方や下から力が
加わると折れてしまうことがあります。

 

主な原因は自動車や落下などによる事故、
スポーツ中になんらかの
衝撃がかかったときなどです。

 

特に高齢者は骨粗鬆症などで
骨がもろくなっているので、

 

少し転倒しただけでも折れて
しまうことが多く、中には歩いた
だけで折れてしまうという方もいます。

 

主な治療法は、骨粗鬆症などによる
骨折の場合は骨折部位が

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安定しているので一週間程度
安静にして様子をみることがほとんどです。

 

その際には痛みや炎症を抑えるために
鎮痛剤や非ステロイド性抗炎症剤
などを用います。

 

事故などで骨折した場合には、
まずは内臓は損傷していないか?

 

出血はないか?などを慎重に
みながら最優先で治療します。

 

それから骨盤全体が骨折して
安定しない場合が多いので、

 

そのような場合には手術によって
金属で固定する処置がなされます。

 

恥骨結合炎の可能性もあります

 

恥骨結合炎とは、その名の通り
骨盤を繋ぐ恥骨結合部に炎症が
起きてしまったものをいいます。

 

主な原因はサッカーやランニング
などの運動によって恥骨部分に
負担がかかり、痛めてしまうことです。

 

姿勢が悪いと恥骨結合に負荷が
かかって恥骨結合炎に
なってしまうこともあります。

 

主な治療法としては、
運動が原因で引き起こされている場合には

 

運動を一旦中止し、二週間程度
安静にするのが望ましいです。

 

同時にアイシングや消炎鎮痛剤を用いたり、
ステロイドホルモンの
局所注射などを行う場合もあります。

 

慢性化している場合は治療に
長期的な時間を要します。

 

リハビリや場合によっては
手術をする必要もあります。

 

恥骨に痛みが生じる原因は様々ですが、
基本的にどのような場合でも
改善に時間がかかります。

 

恥骨は骨盤の一部ですから、
普段から意識して
骨盤矯正を行うと良いでしょう。

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