恥骨の痛みががんの時とは?

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ここでは、「恥骨の痛みががんの時」
についてお話します。

 

恥骨はいくつかの骨で
形成されている骨盤の一部です。

 

骨盤は人間の身体のほぼ中心に
位置しており、日常の様々な
動作を支えています。

 

もしも恥骨に痛みを感じる場合には、

 

「何か変な病気ではないか?」

 

と心配になりますが、

 

恥骨を含む骨盤周辺は普段から
負担のかかる場所ですので
痛くなる原因は様々に考えられます。

 

ほとんどが心配の無いものですが
中には命に関わるような病気が
潜んでいることもあります。

 

おそらく真っ先に心配になるのは
「がん」ではないでしょうか。

 

ここでは、特に症状として恥骨が
痛くなる可能性のある

 

「子宮頸がん」

 

についてまとめました。

 

子宮頸がんで恥骨痛?

 

子宮頸がんとは、子宮頸部に
発生する悪性細胞のことです。

 

子宮頸部はちょうど子宮と
膣を繋ぐ部分になります。

 

最初、子宮頸部に生じた
異形成という異常な細胞が

 

徐々にゆっくりと増殖して
がん細胞となります。

 

そのまま放っておくと子宮頸部の
周りや奥の深いところまで
がん細胞が広がってしまいます。

 

一般的には子宮頸がんで
はっきりとした自覚症状が
認められることはあまり無いのですが、

 

状態によっては不正出血や
おりものの異常、恥骨痛、
下腹部痛、腰痛、運動時の痛み…

 

などといった症状がでることもあります。

 

子宮頸がんは

 

「ヒトパピローマウイルス」

 

による感染が主な原因となっています。

 

ヒトパピローマウイルスに
感染しているからといって

 

必ずしも子宮頸がんを
発症するわけではなく、
逆に感染していないからといって

 

将来子宮頸がんにならない
わけでもありませんが主要な
原因となっていることは

 

わかっているので異形成が
発生しないように定期的に
検査しなければなりません。

 

特に出産経験の多い女性や
恋人と仲が良い女性、喫煙する人、

 

免疫が低下している人、
ピルを服用している人

 

などはリスクを高めやすいので
注意が必要です。

 

検査方法について

 

子宮頸がん検査は
婦人科を受診しましょう。

 

一般的に子宮頸がん検査といったら

 

「塗抹細胞診」

 

というものがおこなわれます。

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子宮頸部や膣付近の細胞を
専用のブラシや綿棒、
ヘラなどで優しく擦り取ります。

 

この工程は特に痛みもありません。

 

採取した細胞に異常がないか
顕微鏡で調べますので、
結果は後日知らされます。

 

塗抹細胞診と共に、
場合によっては内診が
行なわれることもあります。

 

塗抹細胞診の検査結果次第では、
さらに

 

「ヒトパピローマウイルス検査」

 

「膣拡大鏡診」

 

「生検」

 

などが適宜行なわれます。

 

治療方法は?

 

治療法は患者の状態や
条件によって様々です。

 

年齢やがんの進行の度合い、
腫瘍の大きさ、子宮頸がんのタイプ、

 

そして場所が場所ですので
妊娠希望の有無などが
判断材料となります。

 

また、すでに妊娠中の場合には
患者の子宮頸がんの状態に
よっては妊娠を継続して

 

出産後まで治療を
見送ることもあります。

 

治療は主にがんを摘出する
手術になりますが、
その範囲によって手術内容が異なります。

 

・円錐切除術
・子宮全摘出手術

 

・広範子宮全摘出術
・両側付属器切除術

 

・骨盤内臓全摘術

 

などです。

 

また、手術方法も様々で
異常な細胞を冷凍、破壊する

 

「冷凍凝固手術」や、
レーザー光線をメスとして用いる
「レーザー手術」、

 

細い針金のようなループに
電気を流してメスのように用いる
「ループ式電気円錐切除術」

 

などがあります。

 

その他にも適宜、放射線療法や
化学療法が行なわれることがあります。

 

詳しくはかかりつけ医の
指示に従いましょう。

 

子宮頸がんは初期に
発見できれば比較的予後の
良いがんですので、

 

いかに早い段階で発見
するかが重要になります。

 

少しでも異変を感じたらすぐに
婦人科を受診してください。

 

また、症状がなくても
女性であれば普段から

 

定期的に検査を受ける
習慣をつけると良いです。

 

簡単な検査で済みますので
一年に一回は婦人科へ行きましょう。

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