恥骨痛はどこで起こるの?

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ここでは、「恥骨痛はどこで起こるの?」
についてお話します。

 

恥骨痛という言葉を
聞いたことはありますか?

 

「言葉は聞いたことがあっても
具体的な位置がわからない」

 

という方のために今回は恥骨痛の位置を
わかりやすく紹介していきたいと思います。

 

恥骨とは?

 

そもそも恥骨とはどの部分の
骨のことなのでしょうか?

 

恥骨とは骨盤を形成する骨の一つです。

 

骨盤は1つの骨ではなく、5つの骨が
合わさってできています。

 

骨盤の後ろ中央には仙骨と尾骨、
左右の上側には腸骨、下側には座骨、

 

正面には恥骨があり、
それらの骨が合わさって骨盤になります。

 

恥骨は骨盤の前面に位置しており、
左右に一つずつある骨です。

 

左右の恥骨を骨盤の正面で
つないでいるのが恥骨結合という
軟骨組織です。

 

恥骨結合は繊維軟骨組織という
組織でほとんどコラーゲンで
できています。

 

恥骨結合は普段はほとんど
動くことはなく、出産のときに
骨盤を広げる際に動きます。

 

恥骨は体外から触れることができます。

 

おへそから股に向かって指で触っていくと、
ちょうどまたの上のあたりで
硬い骨に触れます。

 

その少し出っ張っている骨が
恥骨と呼ばれる骨になります。

 

恥骨痛の位置

 

恥骨痛の位置は前項で説明した通り、
恥骨の部位に発生する
痛みのことを言います。

 

恥骨痛が生じる原因はさまざまですが、
恥骨痛と言えばだいたい

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恥骨結合あたりやその周辺に
痛みが発生します。

 

恥骨結合は軟骨組織ですので、
転倒時の衝撃などで骨折しやすく、
また感染を起こしやすい部位です。

 

また、女性の場合には、リラキシンという
女性ホルモンの影響で、

 

妊娠中や生理のときに恥骨結合が開き、
恥骨痛が発生することがあります。

 

恥骨痛の治療

 

恥骨痛がひどいときには、
病院での治療が必要な場合があります。

 

転倒後など、恥骨に衝撃が
加わったあとに恥骨痛が
発生した場合には、

 

恥骨骨折が考えられますので、
整形外科の受診が必要になります。

 

また、生理の時の恥骨痛は先ほども
述べたように女性ホルモンの

 

リラキシンの過剰分泌が
原因ですから、婦人科の受診が必要です。

 

恥骨とは日常生活ではあまり
なじみのない骨であり、
さらには

 

「恥骨痛なんて言葉は聞いたこともない」

 

という方も少なくないと思います。

 

「股の上あたりが痛い」

 

「足の付け根あたりが痛い」

 

など恥骨痛には様々な表現がありますが、
そんな恥骨痛を放置しておくと、
歩くのに支障をきたしたり、

 

強い痛みを感じたりするなど
日常生活に大きな支障となります。

 

恥骨痛を感じた場合には、
できるだけ早く受診しましょう。

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