妊娠中期の恥骨痛とは?

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ここでは、「妊娠中期の恥骨痛」
についてお話します。

 

妊娠の中期に恥骨痛が起きる方が
少なくないということをご存知でしたか?

 

今回は妊娠中期に起きる恥骨痛の
原因について紹介していきます。

 

恥骨痛とは?

 

恥骨とは骨盤を形成する骨の一つで、
骨盤の正面に存在する骨です。

 

ちょうど股の上あたりにある
少し出っ張った骨を恥骨と言います。

 

恥骨は左右に一つずつあり、
恥骨結合と呼ばれる軟骨組織で
くっついています。

 

恥骨痛とは、恥骨の周辺に
起きる痛みのことをさします。

 

妊娠中期に起きる恥骨痛とは?

 

妊娠中期とは妊娠16〜27週をさします。

 

この期間には前項で説明したような
恥骨痛が起こりやすいのです。

 

恥骨痛は、妊娠していない時には
めったに発生しないのですが、
まれに生理の時に恥骨痛が起きる人もいます。

 

妊娠中期に起きる恥骨痛は

 

「恥骨結合機能不全」

 

または

 

「恥骨離開」

 

と呼ばれています。

 

お腹が大きくなるにつれて
痛みが増強することもあります。

 

妊娠中期の恥骨痛の原因とは?

 

妊娠中期の恥骨痛、つまり恥骨結合不全
または恥骨離開の原因は3つあります。

 

・女性ホルモン「リラキシン」の分泌

 

1つめは、妊娠中に増加する
リラキシンという女性ホルモンの
過剰分泌によります。

 

出産時には赤ちゃんが
出てきやすいように骨盤が広がります。

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この時に関節のつなぎ目にある靭帯を
緩ませる役割を持つのがこのリラキシン
という女性ホルモンです。

 

リラキシンは妊娠中期から少しずつ
増加するのですが分泌しすぎると

 

このように恥骨痛を
引き起こすことになります。

 

・子宮が大きくなる

 

赤ちゃんが成長すると
子宮が大きくなっていきますね。

 

この時に奥深くにある筋肉が
引き伸ばされることが恥骨の
あたりの痛みにつながります。

 

・赤ちゃんの体重増加

 

お腹の中の赤ちゃんが大きくなると、
お腹に著しく負荷がかかります。

 

負荷がかかると骨盤が不安定になるので
結合部である恥骨結合の
あたりに恥骨痛が起きます。

 

恥骨痛とはどのような痛みなのか?

 

お腹の中の赤ちゃんが
成長することによって骨盤が
圧迫されるため、

 

恥骨のあたりが突っ張るように痛んだり、
歩く度に恥骨や足の付け根部分に
激痛が走ることがあります。

 

腰痛や関節痛も伴うことがあります。

 

妊娠中の恥骨痛はとてもつらいですよね。

 

お腹のなかの赤ちゃんに
影響してしまうのでお薬で痛みを
緩和することは難しいかもしれませんが、

 

お薬を使わなくても痛みを
緩和する方法もありますので、

 

産婦人科の医師と相談して
少しでも痛みを和らげる方法を
試してみて下さいね。

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