臨月の恥骨痛は出産間近なの?

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ここでは、「臨月の恥骨痛は出産間近なのか」
についてお話します。

 

妊娠も臨月を迎えると、
お腹の赤ちゃんもそろそろ外の世界に
出てくるという頃になります。

 

特に妊娠37週以降は「正期産」
と呼ばれ、いつ産まれても
大丈夫な時期になります。

 

その頃になると、出産が近づいて
母親に体には様々な変化が現れます。

 

中でも恥骨が痛くなる事が
多くあります。

 

そこで今回は、臨月の
恥骨痛は出産間近なのか紹介します。

 

恥骨痛が起こる理由

 

出産が近づくと、お腹の中の
赤ちゃんはどんどん下に下がってきます。

 

そして骨盤の中に赤ちゃんの頭が入ると、
そこで固定されます。

 

この時、徐々に恥骨が圧迫、
押し広げられていくので、
痛みを感じるのです。

 

痛みの度合いは、人によって違います。

 

電気が走ったようなピリっとした痛みや、
ズキっとした鋭い痛みなど様々です。

 

骨盤のは、誰もが触ると分かる骨ですが、
1つの骨だけではなく沢山の骨が
合わさって出来ています。

 

骨盤を作っているのは、寛骨、
仙骨、尾骨という骨たちです。

 

この3つの骨は、左右で1つずつ
対になっていて、真ん中の左右の骨を繋ぐ

 

「恥骨結合」

 

という部分があります。

 

この中の仙骨は、5個の仙椎で
できていて、尾骨はいくつかの
小さな骨がくっついてできています。

 

そして寛骨は、腸骨、坐骨、恥骨が
成人する前に合体して1つの
寛骨になると言われています。

 

骨盤はこのような構造になっているので、
出産が近づくと沢山の骨が
押し広げられる事になるのです。

 

そのため、体に違和感を感じたり
痛みを感じたりするのも、
無理はないのです。

 

出産間近の恥骨痛の原因

 

沢山の骨たちには、
それぞれにつなぎ目があります。

 

出産が近づくと、赤ちゃんが産道を
通りやすいように、
このつなぎ目を緩めます。

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繋ぎ目を緩める働きのあるのは、

 

「リラキシン」

 

というホルモンです。

 

このホルモンは、卵巣や胎盤、
子宮といった妊娠や出産
に関わる所から分泌されます。

 

リラキシンというホルモンは、
陣痛を起こす働きのある

 

オキシトシンと同じ、
ペプチドホルモンの仲間で、

 

「子宮弛緩因子」

 

とも呼ばれています。

 

リラキシンによって骨盤の繋ぎ目が
緩む事で、左右の骨を繋いでいる
恥骨結合に負担がかかってしまいます。

 

これが、恥骨に激痛が
走ってしまう理由なのです。

 

恥骨痛の対処法

 

体が出産の準備をしていて、
出産間近になっている状態なので、

 

恥骨痛がひどくても薬を
処方されることはありません。

 

ただし、動作を気をつけることで
痛みを和らげる事はあります。

 

例えば、

 

・歩く時は大股ではなく歩幅を小さくする

 

・起き上がる時はゆっくり
 少しずつ起き上がる

 

・寝返りを打つ時もゆっくり

 

・横向きで寝る

 

などです。

 

この恥骨痛はとても
つらいものですが、終わりは
必ずやってきます。

 

出産を終えると、
リラキシンが分泌される胎盤が

 

無くなるので、痛みも徐々に
減っていきます。

 

このように、臨月で出産間近な
恥骨痛の原因は、ホルモンにあるのです。

 

痛みの程度は人それぞれですが、
どんなに痛みがひどくても
耐えるしかありません。

 

赤ちゃんが外に出てくる
準備をしているのです。

 

出産を終えれば治るものなので、
赤ちゃんのためにも痛みに
耐えて行きましょうね!

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