恥骨痛が妊娠超初期の時とは?
ここでは、「恥骨痛が妊娠超初期の時」
についてお話します。
妊娠の超初期とは
妊娠1か月ごろまでの時期をいいます。
妊娠超初期症状としては、
基礎体温がいつもより高くなったり、
いつもの生理の時より胸がはったり、
おりものが少なかったり、
肌がカサカサして化粧ノリが
悪くなるなどの症状があります。
これらの症状の他に、
妊娠超初期には恥骨痛が
現れることがあります。
今回は、妊娠超初期に現れる
恥骨痛について紹介します。
妊娠超初期の恥骨痛の原因は?
恥骨とは、骨盤を形成する骨のひとつで、
ちょうど股の上の部分にある骨です。
妊娠超初期とは、受精卵が着床し、
赤ちゃんが成長する準備が
始まるころです。
そのため、体にはさまざまな
変化が現れます。
子宮への血流が増えるため、
生理痛に似た鈍い腹痛や
子宮のあたりのハリなど、
下腹部に症状が多くあらわれます。
恥骨が痛む原因としては、
妊娠するとやがて赤ちゃんが
成長するため、
子宮はどんどん大きくなります。
大きくなった子宮を守るために
骨盤が少しずつ広がるのですが、
妊娠超初期にはもう
骨盤が広がり始めています。
そのため、恥骨につながる靭帯が緩み、
足の付け根や恥骨に圧迫感や
痛みを感じることがあります。
妊娠超初期の恥骨痛は
どれくらい続くのか?
妊娠超初期の恥骨痛は、
痛みが始まってから1か月ほどで
体が変化に慣れてくるので、
治まってくる人が多いです。
しかし、赤ちゃんはどんどん
成長するため、一度恥骨痛が
治まっても出産が近づいてくると
再び強い恥骨痛が現れることもあります。
妊娠超初期の恥骨痛には
どのようにして対処すればよいのか
妊娠超初期には、恥骨痛以外の
下腹部の症状や、妊娠初期にかけて
つわり症状がひどくなる方もいます。
妊娠超初期には体の変化に
ついていけずに体調を崩すことが多く、
苦痛な症状は少しでも
和らげていきたいものです。
ここでは妊娠超初期の恥骨痛への
対処方法について紹介します。
・普段の姿勢に注意する
妊娠超初期に恥骨痛が現れる方は、
出産間近に恥骨痛を
再発することが多いです。
その理由としては、恥骨痛が起きるのは、
骨盤が広がるときに恥骨にずれや
ねじれが生じている可能性が高く、
骨盤がずれることによって
恥骨に負担がかかりやすく
なっていると言えるからです。
妊娠超初期は体の変化で体調が
変化しやすいですが、早いうちから
姿勢が悪くならないように
注意していく必要があります。
座る時に足を組まないように注意し、
ストレッチや妊婦体操などを
無理のない程度に行うことが大切です。
・痛みを感じた時には安静にする
恥骨に痛みを感じた時に無理に
動こうとすると痛みが悪化します。
歩いたり重たいものを持ったりすると
恥骨に負担がかかるため、
痛みを感じた時には無理せずに
横になって休みましょう。
軽い痛みであればしばらく
横になっていると
楽になることが多いです。
ただ、激痛がある場合には
すぐに産婦人科を
受診した方がよいでしょう。
・骨盤ベルトを使用する
妊娠中には赤ちゃんを守るために
激しい骨盤矯正はできません。
しかし、赤ちゃんに優しい骨盤ベルトを
使用した骨盤の位置を治す方法もあります。
この骨盤ベルトを使用すると
恥骨部分の痛みが和らぐことが多く、
早期から愛用する
妊婦さんも少なくありません。
妊娠超初期は、妊娠がわかって
うれしい反面、苦しい症状も
たくさんあるでしょう。
恥骨痛は産婦人科医と相談して
適切な処置をすれば和らぐことが
多いので、受診の際に相談してみるとよいでしょう。