恥骨骨折が全治するまでの期間とは?
ここでは、「恥骨骨折が全治するまでの期間」
についてお話します。
あなたは、恥骨の位置を知っていますか?
恥骨はヘソの真下をなぞっていくと、
股の上辺りで触る硬い骨の事を言います。
普段はあまり意識しない場所です。
しかし、事故などで骨折をしてしまうと
激しい痛みが襲うのです。
そんな激痛を感じる骨折は、
「治るのに時間がかかってしまうのでは?」
と感じますよね。
もし恥骨を骨折した場合、
全治どのくらいなのかを紹介します。
恥骨骨折の治療法
恥骨は、トイレなどに行く時に
露出する部位です。
そのため、手足の骨折のように
ギブスなどの固定は出来ません。
軽い骨折に場合の治療法は、
「恥骨 骨折 治療」
でもお話したように、
「安静」にする事が第一の治療法です。
痛みは消炎鎮痛剤などで
抑えることになります。
安静が第一と言っても、
筋力が低下しないように、
ゆっくりと座ったり立ったりする
動作の練習は怠ってはいけません。
骨折による損傷が激しい場合は、
ギブスではなく外科手術で骨と骨を
接合させるネジを打ち込む必要があります。
術後の経過にもよりますが、
固定しない場合に比べて
痛みは抑えられます。
リハビリテーションへの入院
恥骨を骨折した場合、トイレは
座る動作にある程度不自由が
無くなるまで入院が必要になります。
入院期間は個人差がありますが、
骨折具合がひどい場合はさらに
リハビリテーションへの
入院が必要となるのです。
リハビリセンターでは、
「立つ」「座る」などの
基本動作を中心に行います。
寝ている状態から立ち上がるまでの
簡単な動作も、恥骨を骨折してしまうと
とても困難になるのです。
入院期間は個人差がありますが、
大体は1ヶ月前後と考えて良いでしょう。
恥骨を骨折するのは高齢者が多く、
恥骨の骨折だけでない場合も多いので、
その時は2〜3ヶ月
入院する場合もあります。
治療にかかる時間は、医師と
よく相談をして決める必要があります。
通常であれば、ベットから1人で
起き上がれる、一人でトイレが
できるようになれば退院です。
恥骨骨折の完治までの期間
恥骨を骨折した場合は、
大抵入院になります。
入院期間は短くても3週間ほど。
長い人は3ヶ月ほど入院する方もいます。
しかし退院したからと言って完治した
という訳では無いので注意が必要です。
退院してからも家で股関節の
痛みとの戦いはまだ続きます。
完全に骨が繋がって、痛みも
無くなるまでには更に数週間から
数ヶ月を見ておくと良いでしょう。
つまり、恥骨骨折から完治までに
かかる期間は、2〜6ヶ月ほどと
考えられるのです。
ただし 年齢や骨折度合いによっても
完治までの期間は大きく変わるので、
この数値はあくまでも
参考程度に考えてください。
手術をした場合は更に時間がかかると
考えられがちですが、
手術自体の傷はネジを入れるだけ
なので回復にはさほど
時間がかかりません。
手術をした場合でも、完治までの
期間は大差ないと考えられています。
このように、恥骨骨折の完治は
個人差や骨折度合いにもよりますが、
2〜6ヶ月が目安なのです。
小さな骨の骨折でも、完治までは
半年近くの時間を要するのです。
しかし、焦りは禁物です。
医師と相談しながら、安静にしたり
リハビリを怠らなかったりして、
治していってくださいね!